例えばバンコク滞在時間が24時間しかなかったら(2)

前回の続き

夕方

日が沈む前にハイになりに行こう・・・・
いえいえ、そういうのではありません。
街中の、目眩がするほどの「高層ビルのバーに登りませんか?
シーロム通りのスカイバーはお約束の高層バーですが、ここではミュゼ・ホテルの「スピークイージー」を紹介します。1920年代風のフラッパーファッションをまとったホール係が大きなジョッキでフルーツカクテルを持ってきます。

そこから見えるビル群は魅惑的で、稜線がくっきりと見えます。さらに上の階に昇る隠し扉もあります。「メインのバーの壁を調べて、探してみては?」ピリ辛の帆立貝やグリーンカレーと良く冷えたシャンペンの相性最高ですよ。

他にはこんなお店も良いです。

「アバブ イレヴン」
こちらの細長い店には、はまりこんでボンヤリ景色を眺めるソファーがあります。ここのカクテルはコンテストの受賞作品や定番ものがズラリ。「空飛ぶピンクの象が公園を横切ってくのを見たことがあるかい?」は正にその名の通りの飲みごたえですよ。

「クラウド47」
クラウド9の数階上にある、真っ白な外装のワインとダイニング
のお店です。お酒を飲んでちょっとフラフラした人がもう一件・・・という時にどうぞ。

夕食

「ベイビー、ネオンを探そうぜ」なんて言ったら、ネットフリックスの大げさな宣伝みたいですが、ここでは「リトル・バオ」を紹介します。外にあるスツール椅子か、中の使い古した緑やピンクのシートに座りましょう。シェフのメイ・チョウは注目の
料理人で、中華料理とハンバーガーに使う丸いパンを組み合わせて最近ブレークしています。もちろんオススメは「豚の胃袋」ですが、「豚の蒸し煮ホイシンジャンケチャップ和え」や「四川鶏のサクサク揚げ」も同じくらい人気です。

こんなお店もオススメです。

「ガガン」
流行りのインド創作料理がここに。ネットフリックスのスターシェフ・ガガン・アナンドが見せる夢の世界です。お腹を空かせて行きましょう。25皿のコースもあるのですから。

夕食後

「マギー・チュー」ノボテル・バンコク・フェニックス・シロムにあるこのバーが、街で最もカッコイイと称される店です。何かウォン・カー・ワイ監督の映画に出てくる無法地帯にでも来たような気分に浸れます。1930年代のヌードル・ショップみたいに
天井から紙製の傘がぶら下がり、ショーケースの中には骨董品が飾られています。ここでは正に、東インド会社銀行の地下室に入ったようです。飲み物は、同じく前衛的です。綿菓子で飾られフルーツを乗せたものは、カルメン・ミランダだって自慢するでしょう。「サルトリー・ノスタルジア」でも物足りない方は「チェオンサム・スポーティング・サイレンズ」が飛び切りジリジリと火照るジャズ・ナンバーを奏でます。

深夜

木曜から日曜までは、80もの灯りが屋台に灯る「タラド・ネオン・ナイト・マーケット」を楽しみましょう。深夜まで楽しめるので、お酒のあとの寄り道には最高ですよ。

伝統料理・・巨大エビのチーズのせ、カリカリライスとビフテキなどが食せます。甘党の人には、デコレートされたチョコやケーキをどうぞ。ポップアップ・バーがあらゆる種類の献杯を提供します。血に似せたパックとピペットや、ジェローと日本酒を混ぜた小ぶりの盃などです。

「カオ・サン・ロード」
バンコクで最も有名な夜市場が、旅人たちに人気です。
そこでの土産物は、冴えないものばかりですが、もし酔っ払ってて、虫のつまみにチャレンジしようとか、駄作を持ち帰ってみようとか、そんな楽しみに満ちています。

例えばバンコク滞在時間が24時間しかなかったら(1)

私の友人が夏休み(1週間)を利用してバンコクへ遊びに来るという連絡がありました。
しかし、よくよく話を聞いてみると、バンコクだけでなくカンボジアやベトナムへも行くということ。
ところで「バンコクにはどれぐらいいるの?」なんて聞くと「丸1日は大丈夫」「また来たいと思わせるようなところへ連れていって」という無茶振り。

それに答えるように練ったプランをブログで紹介しちゃいます。

朝食

サフランの衣服をまとった僧がチャトチャック市場を漂うように、「Fill in the Blank」というカフェはバンコクの喧騒から離れて自分の世界に浸れるスポットです。

タイにも「居心地の良い空間」みたいな翻訳不能な言葉があるかもしれませんが、まさにここはヒュッゲの世界から移り住んだデンマーク人だって、郊外型のこのお店ではくつろげるに違いありません。あえて吹きさらしの木製の納屋、野趣あふれる小枝、藁製の俵…どれも可愛すぎるくらいの魅力です。

このカフェはキャラメルブロンディとパンケーキが有名ですが、朝からグルメに燃える貴女の朝食には、ココット鍋に入ったシャクシュカや、フルイングリッシュのミニ版を頂きましょう。お腹が満たされたら、藤のバッグやオーガニック香料をお土産屋さんで探しましょう。

他にも、こんなお店がオススメです。

「オン ロク ユン」
こちらの古風なダイニングは、彫刻でいっぱいです。ここの人気料理は、カヤ(卵とココナッツミルクのカスタード)につけたパンと、厚切りフレンチトーストです。特に凝った店では無いのですが、カフェ風の白い仕切りと、翡翠の緑色の椅子は、シアムの老舗の雰囲気を彷彿とさせます。

「パスポート・ブックショップ」
縦長のブックショップカフェは、コーヒーやお菓子だけでなく、食事も沢山あります。様々な言語の本があり、朝食を取りながら読書するには最高です。でも、読書コーナーでは、静かにしましょう。

午前中

週末だったら、チャトゥチャック市場に行きましょう。人が押し寄せる前に。シルクの生地を体に巻いてみて、僧の蝋人形をお土産に買い、歩き疲れた足をマッサージしてもらいましょう。

月曜日以外はバンコク芸術文化センターで展示物を観ましょう。博物館があるグッゲンハイム・ツインタワーはフランク・ゲーリー様式の白い螺旋通路が特徴です。そこにはアーウィン・ワームの対になった彫刻や、セバスティアーノ・サルガドスが世界中を旅して収めた写真などがあります。

その後は、ワットパリワット寺院(ラマ3世通り)に行き、デビッド・ベッカムの黄金像の魔力を鑑賞しましょう。

他にも、こんなスポットもオススメです。

「コンテンポラリー・アート博物館」
明るい室内の800以上の展示物は、タイの興味深い社会と、豊かな歴史が現れています。サワン・デュハニーは仏教に
インスピレーションを得た絵を飾り、シリワン・ジェンハサランキットは印象派の明るい作品を、チェリヤパン・サドの幻想的な象徴主義作品などが目立っています。

ランチ

「猫カフェ」「ふくろうカフェ」「うさぎカフェ」・・・・今や食事中に愛玩動物を溺愛するのは、必須のような感じですね。「ホントの愛のカフェ」ではハスキー犬たちとハグするワクワク体験ができます。
カツカレー、スパイスの効いたスープとアイスクリームケーキの後は、子犬たちと遊びましょう。

鳥のヒナたちは、茶色や灰色の体毛に覆われていて可愛らしく、遊ぶのが好きです。木目調で、地下鉄の表示板が飾られた店内は、居心地が良いです。ガラス張りの食事中、壁の向こうでは犬たちが飛び跳ね、しつけられた子犬を購入することもできます。料金は一時間350バーツです。

他にも、オススメのお店です。

「ユニコーン・カフェ」
失礼ながら、7色に彩られたこのお店に、一角獣は居ません。
しかし、賑やかなこのお店では奇跡を見ることも。ユニコーンのワンシーを着て、たっぷりのシェークやカップケーキを楽しみましょう。日本人にとっては、どこか原宿を感じれるような雰囲気もグッドです。

「ボンカ」
このお店はサイアム・スクエアにあり、もっともスウィーツが豊富です。マカロンやクッキーが、漫画のキャラクターのように盛られています。

日中

バンコクはタイの有名なビーチからは離れていますが、雨季でもチャオプラヤ川ではハメを外すことができます。映画「ハートブルー(Point Break)」のスリルを街中で味わうなら、「フローハウス」がオススメ。「都会のビーチクラブ」といわれるこの施設にはフローライダーというエキサイティングな波乗りのマシンがあるのです。古い言葉でなんですが、サーフィンのあとのハングアウトスタイルのレトロなバーや、サッカー施設もあります。

商品満載の出店の向こうにはバンコクの賑やかな巨大モールと、独特のヴィンテージショップに気分が高揚します。さらにオススメはラットファラオ55横丁の裏にあります。5層のシャンデリアでも、バービーピンクのグッズでも、ダース・モールの等身大人形でも、「パパヤ・ヴィンテージ」に行けばあります。このお店にはお宝がたくさん埋蔵されていて時を忘れて楽しめます。

他にもオススメのお店を紹介します。

「アナザーストーリー」
エレガントでちょっとしたオシャレの部屋着を売る、白と茶色の縞模様が目印のお店です。